おおつきのカエル ヌマガエル

地域の自然史

アカガエル科。本州の中部以西、四国・九州、奄美諸島、沖縄諸島に分布する南方系のカエルです。関東地方や対馬、壱岐、五島列島のものは人為分布とされる国内外来種です。

大きさは3~5センチでメスはオスよりも大きくなります。背中側は灰褐色でまだら模様があり、いぼ状の突起に覆われています。九州などでは背中の中央部に白い線(背中線)を持つものが多いようですが、おおつきで背中線を持つ個体を見たことはありません。

同じように背面にいぼがあるツチガエルと姿がよく似ていますが、ヌマガエルのほうが体のいぼが小さくすべすべとした感じです。また、本種はお腹が真っ白です。

本種は主に田んぼの周辺に生息しています。おおつきではどこの田んぼにいっても必ずといっていいほどよく目にするカエルです。

稲刈り後の田んぼにいた個体(大月町:2012年8月)
イボはツチガエルほど強くない(大月町:2012年8月)

腹は白い(大月町:2012年8月)
田んぼにいた個体(大月町添ノ川:2011年8月)
田んぼにいた個体(大月町姫ノ井:2011年5月)

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