宇和島市三浦地区の干潟生物リストをまとめました。

地域の自然史

宇和島市三浦地区で行われている干潟の保全活動に関連して、宇和島水産高校の生徒さんと一緒に2017年度から安米(あこめ)という場所で干潟の生物調査を行っています。
(昨年5月に行った調査実習の様子はここ

今回、これまでの調査で撮りためた写真や標本などを整理し、出現種のリストをまとめてみました。その結果、11門19綱42目69科91属107種(科・属不明のもの含む)が記録されました。なかなか面白いものが出ています。

その地域の生物相を知ることは自然の姿を理解するための第一歩です。生態系の保全などを考える上での基本的な情報を得るためにも必要なことです。しかしながら生物の多様性が高い沿岸域生態系においては、たとえ小さな干潟であっても、そこにすんでいる生き物を網羅的に把握するというのはとても大変な仕事です。

今回作成した生物リストはあくまで「たたき台」なので、これからもっと調査を進めてより完全なものに近づけていければと思います。これによって豊後水道東岸域の環境をより詳しく理解できると考えています。

タイワンガザミ(♀)
タイワンガザミ(♂)
クヌハダウミウシ
クロシタナシウミウシ
アカボシウミウシ

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