環境省マリンワーカー事業によるオニヒトデ駆除(5日目樫西)

保全

大月町樫西海岸でオニヒトデ駆除を行いました。令和元年度マリンワーカー事業(柏島地区等オニヒトデ駆除業務)の活動です。

今日は船を2隻出し、船頭1名、潜水士8名で駆除作業を行いました。1本目は内湾性サンゴ群集がある古満目に行きました。観察されるオニヒトデのほとんどが30cmオーバーの大型個体で中には40cmを超えるものも見られました。湾奥側で27個体、湾口側の侵入口で22個体、計49個体駆除しました。前回、古満目を駆除したのは9月25日(過去記事)で、駆除数は65個体。その前が5月11日で66個体(過去記事)なので、4か月に1回程度のペースとなりますが、この間隔だと50~70個体ぐらいがたまってしまうようです。サンゴ死滅域は確実に拡大してきていますので、今後はもう少し駆除間隔を狭くしないといけないようです。

2本目の尻貝海岸の駆除数は48個体でした。相変わらずサンゴがある岩礁のヘリの部分にオニヒトデが多く、また浅い範囲の転石底のシコロサンゴなどにも食痕が散見されました。前回の駆除は12月14日でまだ1か月しかたっていませんがオニヒトデがたくさん侵入していました(5月・31個体7月・29個体9月・53個体12月・59個体、今回1月・48個体)。尻貝海岸では少なくても1ヶ月に1度程度は駆除しないとまずいようです。大型個体が多いですが、10cm台の小型個体も1割程度いたのでまだまだ被害は続きそうです。

オニヒトデ(古満目)
古満目のオオハナガササンゴ
尻貝にいた小型のオニヒトデ個体

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