土佐市宇佐での調査の帰り、雰囲気のよさそうな古い遍路道があったのでちょっと寄り道しました。道の端に転がっている石をひっくり返していくとみたことがないカタツムリが出てきました。殻がつるつるてかてか。体は色が黒くてなんだか細長く、表面には線が並んだ模様のように見える凹凸が刻まれています。尾部の先には変な突起がついています。
家に帰って調べてみたら、ベッコウマイマイの仲間だとわかりました。多くのカタツムリが植物質のものを食べますが、この仲間は肉食性で腐肉を食べたり、線虫をハントして食べたりするそうです。殻がつるつるなのは殻を外套膜で覆う習性があるからのようです。写真では引っ込めていますが、確かに外套膜をのばしている様子も観察されました。タカラガイみたいなやつです。 尾部の先には変な突起から、正体不明の白っぽい液を分泌するのだとか。また、ほんとかどうかわかりませんが体を曲げてぴょんと飛ぶことがあるなんていう情報もありました。
家の近くでもいるかどうか探してみようと思います。
コメント