おおつきのカエル ニホンアマガエル

地域の自然史

アマガエル科。日本全国に生息し、おおつきでももっともたくさんに見られるカエルです。

大きさは2~4cm程度でメスのほうが大きくなります。体の色は、腹側は白色、背中側が黄緑色で、鼻から鼓膜ににかけて褐色の太い筋模様があるのが特徴です。同じ緑色のカエル、シュレーゲルアオガエルにはこのような模様はありません。アマガエルはまわりの環境に合わせて体の色を変えることができるので、まだら模様のある灰褐色のものもいます。

アマガエルは主に樹の上などで生活しています。前足と後足の指先に丸い吸盤を持っており、これで木の枝などに登ります。吸盤を使って垂直な面にくっつくこともできるので、コンクリートの壁や窓ガラス、自動販売機などにへばりついている姿を目にするもよくあります。

春になり、田んぼに水が入ると繁殖のためにアマガエルが水辺に集まってきます。おおつきでは4月の上旬頃からたくさんのアマガエルがなく声が田んぼのまわりに響きます。

アマガエルのメスは500~1000個の卵を産みます。アマガエルの卵は他のカエルのものと比べて小さく、直径が1.3mm~2.0mmくらいしかありません。卵はばらばらの状態で生み出され、水草などにくっつきます。3日ぐらいするとおたまじゃくしになり、一ヶ月くらいかけて子ガエルに成長しになり、樹上生活を始めます。

アマガエルの皮膚には弱い毒があるので、さわったら手を洗うようにしましょう。

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