宿毛市沖の島でルリイロモザイクヒトデを発見!

Halityle regularis 調査研究

今日の沖の島(宿毛市)調査で超レアなヒトデ、ルリイロモザイクヒトデを見つけてしまいました。

ルリイロモザイクヒトデ Halityle regularis Fisher, 1913はフィリピンを模式産地とするコブヒトデ科の大型のヒトデで、インド・西太平洋から南太平洋に分布しています。日本近海では採集例が非常に少ない稀な種で2009年11月に沖縄県の久米島でトロール採集(水深91~105m)された標本に基づき、2012年に日本初記録として報告されました(Kogure & Fujita , 2012)。新聞記事によれば、2010年2月に和歌山県すさみ沖(水深16m)で小型個体が1個体採集されているほか、串本でも観察例があるようです。

四国西南海域ではこれまで高知県大月町で2009年に1例、2012年に1例、計2例2個体を観察しています(中地, 2012)。今回の発見は7年ぶり、見つけたとき思いっきり水中で叫び声を上げてしまいました。幅長54mm程度と小型ですが、本種の特徴である口周辺の美しい瑠璃色のモザイク模様がはっきりと出ています。

ルリイロモザイクヒトデ

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