イルカが見送ってくれました!環境省マリンワーカー事業によるオニヒトデ駆除(3日目柏島)

保全

当舎が業務委託を受けて実施している環境省マリンワーカー事業(令和元年度マリンワーカー事業(柏島地区等オニヒトデ駆除業務))によるオニヒトデ駆除作業を行いました。柏島での本事業の駆除作業は3日目となります。

今日は北西の風が強かったので風裏にあたる前浜(柏島の南岸部分)で作業を行うことにしました。港の岸壁から船を出すとイルカが並走して私たちを見送ってくれました。去年の秋から島に居ついていて新聞にも取り上げられたそうです。記録用のコンデジしかもっていなかったのでいい写真は撮れませんでした…。

今回駆除を行った前浜はもともとサンゴの被度はそれほど高くないのですが、過去に100個体規模のオニヒトデ集団が見つかった年もあります。今回もすこし覚悟していったのですが、幸いオニヒトデの分布密度はそれほど高くありませんでした。駆除数は8名2本で33個体。「全然捕れなかった…」といって、残念そうに船に上がってくる人もいましたが、いいんです。いないほうが。

前浜の西には「ヒラニオウミドリイシ」という被覆状のサンゴがたくさん見られる範囲があります。本種はいろいろなカラーバリエーションを持っており、複数の群体が岩の表面を覆うとまるでパッチワークのようになってなかなかきれいです。ヒラニオウミドリイシ群落がみられる場所は多くないのでなんとかオニヒトデの被害を受けないようにしたいところです。

イルカの見送り

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