地域の自然史

おおつき昆虫記 アミメアリ

アミメアリはおおつきで一番よく見かけるアリの一つです。東南アジアから東アジアにかけて広く分布する種で、頭や胸の表面に細かい縮れたシワのようなものがあり、網目模様になっているのが特徴です。 吸蜜性のアリでクヌギなどの樹液などによく集ま...
地域の自然史

おおつき昆虫記 クロカナブン

エナメルのような強い光沢のある黒い体を持つカナブン。昼間に活動し、クヌギなどの樹液に集まります。他のカナブンと同様に動きが素早く、また高い飛翔性を持っています。 分類上はアオカナブンに近縁で両後足の付け根の左右の基節がお互いに接しま...
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カワトンボの勉強

私がフィールドにしている四国西南地域にはいくつかの種類のカワトンボが生息しています。撮りためた写真を整理するためにカワトンボ類の分布や見分け方などを調べたので、忘れないうちにメモしておきます。 カワトンボ科の特徴と種類 カワト...
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おおつきのカニ アカテガニ

アカテガニは真っ赤なハサミが特徴的なベンケイガニの仲間です。本種は陸生で海岸や川の近くの森や林に多く見られるほか、水辺から遠く離れた山の尾根近くや深い森などにも生息しています。ベンケイガニに似ていますが、甲の凹凸が弱く、縁に切れ込みがない...
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土佐の魚「狐顔のカツオ はがつお」

はがつお(ハガツオ)はその名の通り、歯の生えたカツオのような魚で、おおつきでは主に一本釣りで漁獲されます。カツオより足が早いため、市場に出ることは少なく漁師さんが家に持って帰り、晩のおかずにすることが多い魚です。私もそのおすそ分けをもらう...
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キノコの勉強 ニセキンカクアカビョウタケ

薄暗い渓流沿いの林道や田んぼの周り、海岸林などを歩いていると実にいろいろなキノコが生えています。形や色が面白いので眼にするたびに写真を撮るのですが、まだまだ「勉強」が足りない分野で名前がわからないものばかり。少しずつ調べて覚えていきたいと...
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おおつき昆虫記 アメイロオオアリ

本州、四国、九州、屋久島、南西諸島に分布する森林性のオオアリの仲間。体長は7~10 mmと大型で光沢の鈍い透明感のある褐色の体を持ちます。 朽ち木に巣をつくり暮らしており、おおつきでは海岸部に近いところにある雑木林や竹林などに見られ...
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おおつきの川と池 周防形川

私にとって一番身近な川、 家のすぐ横を流れる周防形(すおうがた)川を紹介します。 周防形川は大月町周防形地区に河口域を持つ二級河川です。流域面積は8.91平方キロ、幹川延長 2.9キロ、河床勾配は中下流域で1/90~1/170 程度...
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いつもの散歩道:シコクヤマドリの尾羽根

家から車で10分ぐらいのところにあるいつもの散歩道。面白いもの、美しいものに出会えるお気に入りの場所です。今日はとてもきれいな鳥の羽を拾いました。ヤマドリの尾羽根です。ヤマドリはキジ科の鳥で日本の固有種。5つの亜種に分けられており、高知に...
地域の自然史

クロベンケイガニが寝ていた

夕食の後、家のすぐ横を流れる周防形川にテナガエビの写真を撮りにいったら興味深い光景に出会いました。 河岸に生えているアシにつかまってクロベンケイガニが寝ていたのです。一匹や二匹ではなく、そこら中にいました。茎や葉に脚を引っ掛けるよう...