2019-07

地域の自然史

野生の食材「かずらなし(シマサルナシ)」

日本にもキウイフルーツが自生しているのを知っていますか? マタタビ科のツル性植物であるシマサルナシ(別名:かずらなし)はキウイフルーツのミニチュアような3センチほどの実をつけます。味もそっくりで甘酸っぱくてとても美味しいです。ちなみ...
地域の自然史

おおつきの渚 今在家(大月町樫ノ浦)

樫ノ浦地先の弁天島周辺の海岸のことを地元では昔から今在家(いまざいけ)と呼んでいます。この付近には弁天島を含む大小の岩礁があり、とても風景の美しいところです。地域の小学校のお決まりの遠足コースにもなっています。公園とキャンプ場が整備されて...
科学教育・地域教育

宇須々木で磯の生き物観察(咸陽小学校)

今日は宿毛市の咸陽小学校の3年生24名と宇須々木の海岸で磯の生き物の観察を行いました。咸陽小学校では今年度、笹川平和財団の海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成を受けて地域の海と人の関わりをテーマにした総合学習を行っています。宿毛湾の...
自然史標本の作製

標本作製:シュモクの頭を煮る

「なんでも煮るぞうくん」の試運転も済んだので、ついにシュモクザメの頭の除肉作業をはじめました。できるだけ大きな容器を用意したのですがサメの頭がでかすぎて全体が入りませんでした(涙)。何度も向きを変えながら煮ていきました。 たしかに熱...
自然史標本の作製

標本作製:嫁の居ぬ間に貝を煮る

今日は雨降りの中、トウカムリとスイジガイの除肉作業を行いました(研究用として許可を得て採捕したものです)。雨のしのげる屋根のある玄関先のスペースで、投げ込み式のヒーターを使って貝を煮ていきました。今日は日曜日で妻が休みでしたが、娘たちと一...
自然史標本の作製

サメの頭を煮る準備が整う(なんでも煮るぞうくん)

先日、もらったでかいシュモクザメの頭を煮る準備がようやく整いました。いろいろと考えたのですが大型の発泡スチロールの容器と投げ込みヒーターを使うという方法に落ち着きました。 大型の発泡スチロールの容器は「野菜の保存箱」という商品名で売...
調査研究

沖の島でイモ掘り

今日は宿毛市の沖の島でイモガイ類のサンプリングを行いました。砂地で這い跡を探し、掘り当てていくのですが、ちょうど産卵期らしく岩陰に数十個体が集まって卵塊を生みつけているところもありました。3本まるまる「イモ掘り」したので、いろいろな種類の...
自然史標本の作製

イノシシの頭骨標本が一つ完成

前に紹介した野ざらしのイノシシの頭を使った頭骨標本が一つ完成しました。薄めた次亜塩素酸ナトリウム(いわゆるキッチンハイター)で軽く漂白したあと、タンパク質分解酵素入りの発泡洗浄剤(いわゆるポリデント)を入れた水にしばらくつけておきました。...
自然史標本の作製

でかいシュモクが捕れた!

大敷網(定置網)をやっている古満目(大月町)の漁協の方から、大きなシュモクが揚がったと連絡がありました。標本にするのでサメの頭をくださいと頼んでおいたのです。 早速、見に行ってみると港の冷凍庫から出てきたものは、とても立派なシロシュ...
お知らせ

『デザインのお仕事』 海の危険生物リーフレット

足摺スキューバダイビング安全対策協議会と土佐清水市海上保安署から依頼されて制作した「海の危険生物に関するリーフレット」が発行されました。表紙はイモガイの仲間、タガヤサンミナシです。 合わせてうちわのデザイン制作も行っており、土佐清...