環境省マリンワーカー事業によるオニヒトデ駆除(4日目柏島)

保全

業務委託を受けている環境省マリンワーカー事業(令和元年度マリンワーカー事業(柏島地区等オニヒトデ駆除業務))のオニヒトデ駆除作業を行いました。柏島での駆除作業は4日目です。

今回も船1隻潜水士8名で作業を実施しました。前回の作業とは違い、風がなく穏やかで、暖かい最高の作業日よりでした。1本目は後浜の4番ブイに船を係留して、浅場の範囲でオニヒトデを探しました。11月下旬に水産多面的機能発揮対策事業で駆除を行った範囲ですが、今回も56個体と多くのオニヒトデが駆除されました。やはり、1回の駆除数が100以上になるとどうしても取り残しが出てきます。約2ヶ月の間に駆除した範囲の外から侵入してきたものもかなりあるとは思いますが。

2本目は14日、16日に作業した範囲のさらに西で駆除を行いました。この範囲にはもともとサンゴの量が少なく、オニヒトデも18個体とさほど多くはありませんでした。

今回までの4日間のマリンワーカー事業の作業で柏島で駆除されたオニヒトデは451個体(74人回)となりました。11月下旬に3日間行われた水産多面的機能発揮対策事業による駆除数(271個体50人回)と合わせると719個体(124人回)のオニヒトデが駆除されたことになります。今年度の駆除により、とりあえず柏島周辺では高密度にオニヒトデが分布する範囲はなくなったものと思われますが、周辺ではまだまだオニヒトデが多く発生しており、範囲外からの侵入や新規加入などがこれからも続くものと考えられます。今後もオニヒトデの動向に注意していきたいと思います。

浅場に侵入したオニヒトデ

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