横波半島・浦ノ内湾を歩く

地域の自然史

今日は朝から横波半島・浦ノ内湾を探索しました。深く切れ込んだ湾とそれを擁する細長い半島がつくる地形は土佐湾の中でも特異で以前から気になっていた場所でした。漁港の土曜市で美味しいものを買ったり、海に落ちそうな岸ギリギリの細い道を車で走らせたり、怪しい手作り公園に潜入したり、干潟を歩いて生き物を見たりと、横波半島・浦ノ内湾を堪能した楽しい一日でした。

県西部の宿毛市・大月町・土佐清水市の海辺ばかり見ていると、高知、そして四国の自然の「スタンダード」というものがわからなくなります。四国の陸と海の自然を理解するためのホームポイントの一つとしてこれからはときどき横波半島・浦ノ内湾を訪れてみたいと思います。

「宇佐土曜市」。毎週土曜日に宇佐漁港で開かれている。
10月には大きな市が立つらしい。
藁焼きタタキ。いつ見てもテンションが上り、いつもカメラのレンズを焦がしそうになる。
できたてのカツオのたたき。お昼ごはんに1パック買った。
生&茹でたワタリガニ、干物や田舎寿司なども売られいた。
西部(幡多)ではあまり見ない食べ物があって楽しい。
潮干狩りのポイントとして昔から有名な天王洲(旧 バカ洲)
井尻大師堂のお地蔵さん
池尻峠を越えて第36番札所の青龍寺につながる細い遍路道
遍路道の入り口に植えられたネズミモチ。紅い実をいっぱいつけていた。
宇佐大橋
昆虫笑楽校
おびただしい数の木彫りがならぶ「ちびっこ島木彫館」
「海洋堂かっぱ館」にも多数の木彫りを展示しているチェーンソー作家の山本祐市氏の作
こじんまりとしたいい干潟
植生が豊か。高知の塩生植物の代表種が一揃い生えている。
一番低いところにはハママツナとハマサジの群落がある。
ハママツナ
ハママツナ
ハマサジ。花茎を伸ばし花をつけている。ハマサジは二年草で花をつけた株はその冬に枯れる。
ハマサジ。一年目の株
ホソバハマアカザ
ホソバハマアカザ
ウラギク
ウラギク:太平洋沿岸の塩性湿地に生育する越年性のキク科の一年草。
アイアシ
おなじみフタバカクガニ
おなじみアシハラガニ。カニ類は探せばもっといるだろう。
トビハゼもちゃんといる。
湾奥にある鳴無(おとなし)神社。縁結びで有名な神社で海に向かって建てられている。
今日はしなね祭の前夜祭。神輿が船に乗って海を渡る「お船遊び」が明日行われる。

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