地域の自然史

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おおつきのカニ ヒメアカイソガニ

ヒメアカイソガニは外洋性の岩礁海岸の潮間帯上部に生息するモクズガニ科のカニです。甲幅 10mm~15mm程度と小型です。満潮線付近にある玉石のような礫をひっくり返していくと見つかります。陸域からの淡水の流入や湧出、伏流などが見られる範囲に...
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宇和島自然科学教室5月教室の下見

今日は宇和島市内の小学校の先生2名を迎えて、宇和島自然科学教室の5月教室(磯の生き物観察)の下見を樫西海岸で行いました。この教室はこれまでに何度か樫西海岸で磯の生き物観察を行っています。その際はシウラの浜という西泊地区の地先にある浜で行い...
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うるめといわし

巻き網船で働いているお隣さんが今日も水揚げしたばかりの魚を持ってきてくれました。 なんともきれいなびちびちのいわしでウルメイワシとマイワシが混じっていました。すぐに刺身にして食べ比べてみたのですが、どっちもべらぼうにうまい!甲乙つけ...
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宇和島市三浦地区の干潟生物リストをまとめました。

宇和島市三浦地区で行われている干潟の保全活動に関連して、宇和島水産高校の生徒さんと一緒に2017年度から安米(あこめ)という場所で干潟の生物調査を行っています。(昨年5月に行った調査実習の様子はここ) 今回、これまでの調査で撮りため...
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ニホンアカザトウムシに会いに行った

今日はニホンアカザトウムシの撮影に行きました。つやのある赤色の体を持った中型のザトウムシで、ガラス細工のように美しい立派な触肢を持っています。本種は広葉樹が生えた少し薄暗い感じの林などでよく見られます。枯れて朽ちた木の根元を探すと集団で見...
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2020年初撮影はコウモリで

今日は元日なので少しスペシャルなことをしようかなと思い、一番下の娘を連れてコウモリを見に行きました。 場所は町内のとある集落にある小さな廃坑道。数はたくさんいませんが必ずキクガシラコウモリを見ることができるすばらしい場所です。 ...
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ムラサキスズメの越冬集団

今日は特になにも予定がなかったので一番下の娘(小2)を連れて近所に散歩に出かけました。最近見つけたカラスウリがたくさんなっている場所に案内したのですが、その途中でシジミチョウの仲間であるムラサキスズメが越冬集団をつくっているのを見つけました。
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JA土佐市高石支所直販市が素晴らしい

昨日、宇佐の海藻調査の帰りに前から気になっていた直販市(JA土佐市高石支所直販市)に立ち寄りました。農協の直販所のようですが野菜はさほど多くなく、主は「鮮魚」が占めていました。 白皮クジラのブロックやイシナギ、ボラ、オニアジ、それか...
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続・宇佐~須崎地区の海藻調査

11日、12日の日程で先週も行った宇佐~須崎地区の海藻調査の続きを行いました(現地調査は11日に実施、12日は標本作製作業)。これで予定していた範囲の調査が終わりました。須崎湾の入り口あたりから横浪半島の太平洋岸を40ヶ所ぐらい見てまわっ...
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ミノウキイロヒラタヒメバチの集団越冬

この時期の虫さがしの定番は「葉裏」です。木々の葉の裏でじっと動かずに雨風をしのぎ、冬を越す虫がいろいろと見つかります。うまくいけば越冬集団に出会うこともあります。集団越冬は毎年、同じ場所(同じ木)で行われることも多いので一度、見つければ毎...