地域の自然史

宿毛市沖の島でウリザネブンブクを発見

宿毛市沖の島で採集調査をしました。先週は2日ほどオニヒトデの駆除に来ましたが、今日は純粋にダイビングと自分のサンプリングを楽しむことができました。やっぱり沖の島は素晴らしいですね。今日のヒットはウリザネブンブク。なかなか立派な個体です。 ...
保全

沖の島オニヒトデ駆除7月

7月18日、19日と宿毛市沖の島のオニヒトデ駆除作業を行いました。18日は5名3本で211個体、19日は4名3本で145個体でした。4月以降6日43人回の作業で駆除数の合計は990個体。すでに昨年度の年間駆除数(90人回で757個体)を上...
地域の自然史

野生の食材「かずらなし(シマサルナシ)」

日本にもキウイフルーツが自生しているのを知っていますか? マタタビ科のツル性植物であるシマサルナシ(別名:かずらなし)はキウイフルーツのミニチュアような3センチほどの実をつけます。味もそっくりで甘酸っぱくてとても美味しいです。ちなみ...
地域の自然史

おおつきの渚 今在家(大月町樫ノ浦)

樫ノ浦地先の弁天島周辺の海岸のことを地元では昔から今在家(いまざいけ)と呼んでいます。この付近には弁天島を含む大小の岩礁があり、とても風景の美しいところです。地域の小学校のお決まりの遠足コースにもなっています。公園とキャンプ場が整備されて...
科学教育・地域教育

宇須々木で磯の生き物観察(咸陽小学校)

今日は宿毛市の咸陽小学校の3年生24名と宇須々木の海岸で磯の生き物の観察を行いました。咸陽小学校では今年度、笹川平和財団の海洋教育パイオニアスクールプログラムの助成を受けて地域の海と人の関わりをテーマにした総合学習を行っています。宿毛湾の...
自然史標本の作製

標本作製:シュモクの頭を煮る

「なんでも煮るぞうくん」の試運転も済んだので、ついにシュモクザメの頭の除肉作業をはじめました。できるだけ大きな容器を用意したのですがサメの頭がでかすぎて全体が入りませんでした(涙)。何度も向きを変えながら煮ていきました。 たしかに熱...
自然史標本の作製

標本作製:嫁の居ぬ間に貝を煮る

今日は雨降りの中、トウカムリとスイジガイの除肉作業を行いました(研究用として許可を得て採捕したものです)。雨のしのげる屋根のある玄関先のスペースで、投げ込み式のヒーターを使って貝を煮ていきました。今日は日曜日で妻が休みでしたが、娘たちと一...
自然史標本の作製

サメの頭を煮る準備が整う(なんでも煮るぞうくん)

先日、もらったでかいシュモクザメの頭を煮る準備がようやく整いました。いろいろと考えたのですが大型の発泡スチロールの容器と投げ込みヒーターを使うという方法に落ち着きました。 大型の発泡スチロールの容器は「野菜の保存箱」という商品名で売...
調査研究

沖の島でイモ掘り

今日は宿毛市の沖の島でイモガイ類のサンプリングを行いました。砂地で這い跡を探し、掘り当てていくのですが、ちょうど産卵期らしく岩陰に数十個体が集まって卵塊を生みつけているところもありました。3本まるまる「イモ掘り」したので、いろいろな種類の...
自然史標本の作製

イノシシの頭骨標本が一つ完成

前に紹介した野ざらしのイノシシの頭を使った頭骨標本が一つ完成しました。薄めた次亜塩素酸ナトリウム(いわゆるキッチンハイター)で軽く漂白したあと、タンパク質分解酵素入りの発泡洗浄剤(いわゆるポリデント)を入れた水にしばらくつけておきました。...