頭集川で干潟のカニの調査と撮影2日目

地域の自然史

昨日に引き続き頭集川河口の干潟でカニ類の調査と撮影を行いました。今日のメインターゲットはヒライソモドキの仲間です。頭集川河口ではヒメヒライソモドキ、タイワンヒライソモドキの記録が過去にありますが、私はまだ見ていないので探してみました。

昨日、ハクセンシオマネキを確認したあたりの礫をひっくり返していくと石の下からヒメヒライソモドキがでてきました。メスばかりが見つかり、ですべて抱卵個体でした。タイワンヒライソモドキのほうは今回見つけることはできませんでした、ヒメと少し生息環境が違うようなのでまた改めて探しに来たいと思います。

今日はカクベンケイガニも撮影できました。四国西南地域の干潟では近縁でより南方系のフタバカクガニが圧倒的に優勢でカクベンケイガニはなかなかみられません。今回も1個体しか見つかりませんでした。

また帰りがけに1個体だけなんかちょっと感じが違うイワガニがいたので捕まえてみたら、ハサミが紫色のハシリイワガニでした。こいつもあまり見ないカニです。

2日間で確認できたカニ類はチゴガニ、コメツキガニ、ハクセンシオマネキヒメヒライソモドキ、ケフサイソガニ、タカノケフサイソガニ、ハシリイワガニ、フタバカクガニカクベンケイガニベンケイガニクロベンケイガニアカテガニアシハラガニなどです。この地域の干潟域や河口域にすむカニをだいたいおさえることができました。

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